SR400 ハンドル交換をする。
目次
今回、以前からやってみたかったハンドル交換をついに実施しました。
僕のSRはこれまでにいくつかのカスタムを実施してきましたが、今回のハンドル交換はこれまでのカスタムに比べて大きな変化をもたらすカスタムとなりました。
実際にハンドルを交換してみて分かったこと、手順、その他ハンドル交換について、記事にしていきたいと思います。
なお、これまでに行ってきたカスタムは、サイドバッグサポート取り付け、ウィンカー交換、セットバックホルダー取り付け、グリップ交換、油温計取り付け。このくらいでしょうか。ウィンカー以外はほぼ純正、といった感じのSRでした。
これらのカスタムについては過去記事をご覧いただけるとなんとなく僕のSRのこれまでの経緯がお分かりいただけるかと思います。もし興味のある方がおられましたら、ご覧ください。
今回、ハンドルを交換したことでちょっとだけオリジナリティが出てきたような気がしました!結論から言ってしまうと、やってみて大正解。もっと早くやれば良かった。そんな感じです。
一つだけ注意してほしいことがあります。ハンドル交換は場合によっては非常に難易度が高くなることがあります。自分で対処出来なくなった場合に備えて、近所のバイク屋さんまで不動のバイクを運ぶ手段を考えてから取り組みましょう。JAFとか。
ハンドルを交換する理由
でははじめにハンドル交換を行う理由です。
僕は一年間は純正のSRに乗ろう、と思っていました。なぜならば、純正の乗り心地、乗り味といったものを体で覚えたいと思ったからです。
純正の感覚をばっちり覚えたうえで、色んなカスタムをやっていこう、と考えていたのです。ウィンカーとかその他もろもろちょっとずつカスタムしてはいましたが。走りに影響のある部分はなるべくいじらないようにしていました。
で、この度めでたく一年が経過したということもあり、まずはハンドル交換を実施してみたのです。ハンドル交換は、費用もそれほどかからず(場合による)実施することが出来、かつカスタムの経験が少ない僕のような者にも出来そうな案件でした。
また、外見の印象もけっこう変わるということもあり、自分の求めているスタイルがあるのであれば、ハンドル交換は避けては通れないカスタムでもあります。
それに乗車姿勢が大きく変わるので、周囲から見た「SRに乗る自分」がよりかっこよくなります。多分。知らんけど。そう思いたい。
僕は今回低めなハンドルを選びましたので、乗り心地はちょっと悪くなりましたが慣れれば大丈夫でしょう。それよりもカーブミラーとかショーウィンドウに映る「SRに乗る自分」がかっこよく見えることの方が大きなメリットと感じています。かっこよくなってます。多分。知らんけど。
というワケで、一番の理由は外見ですね。よりかっこよいSRにしたいからハンドル交換するんです。うん。間違いない。
ハンドル交換に必要なもの
では実際の工程に入る前にハンドル交換に必要なものを紹介します。
これは今回僕が実際に使用したものになります。SRのハンドル交換はこれらがあれば行えると言えます。
- ハンドル
- グリップ
- +ドライバー/-ドライバー
- 六角レンチ
- ソケットレンチ
- パーツクリーナー
- クレ556
- ネジザウルス
- カッター
こんなもんかな。
556とネジザウルスは、ネジがなめてしまったために使用しました。ネジは絶対になめないように作業しましょう。でもどんなになめてしまってもいつかは必ず外れます。安心してください。
■ハンドル
ハンドル選びは相当迷いました。ハンドルを交換しようと決めてから二週間くらいは選んでいたと思います。やはりハンドル次第でかなり印象、操作性、変わってきますから、自分の気に入ったハンドルを入念に選んでほしいですね。
とは言え、一本で満足するハンドルに出会えるものでもないとは思うので、定期的にハンドルを交換する、くらいのスタンスで選ぶのも良いかと思います。
今回僕が選んだハンドルはこちらです。
POSH スーパーローバー ブラックメッキ。
このハンドルにした理由ですが、なるべく低めのハンドルでブラックであること、そしてケーブル類の交換不要でいけることですね。本当はハリケーンのハンドルで考えていたんだけど、黒で良い感じのものがなかったのでPOSHのハンドルにしました。
POSHのハンドルはハリケーンに比べると軽かったです。振動の影響が出やすいと思います。
でも、僕はこのハンドル気に入ってます。かっこいいから。
■グリップ
ハンドルを黒にしたのでグリップも黒にしました。
これまでは茶色のグリップを使用していたので引き締まった感じです。
ちなみにレバーも黒に交換しましたが、そちらについては別記事をアップする予定です。
タル型グリップがお気に入りです。
■+ドライバー/-ドライバー
+ドライバーはネジを外すのに使用します。ところどころで使用します。
-ドライバーは、ハンドルポストのカバーを外すのに使用します。また、グリップを外す時もあると良いかもしれません。僕は今回グリップはカッターで切り裂きましたが。もう使わないので。
■ソケットレンチ
なくても大丈夫ですがあると便利です。いや、超便利です。マジで。
いろんな種類のソケットがセットになったものがあるので、持っておくと色々な場面で役に立つことは間違いないです。バイクのカスタム・メンテナンスを続けていくのであればまずはじめに揃えてほしいアイテムです!
このソケットレンチのセット、値段も手頃なうえにハードケースが重く、頑丈です。そしてかっこいい。てか工具ってかっこいいですよね。所有欲を満たしてくれるアイテムです。
プロには物足りないかもしれませんが、僕には十分でした。とってもオススメです!マジで。
とは言え、車載工具でもいけます。しんどいけど。
■パーツクリーナー
何かと使います。結構汚れているものです。
どこにでも使えるこちらのパーツクリーナー、おすすめです。
ホイールとかもピカピカになります。油汚れもサッと落ちて気持ちが良いです。
迷ったらこれでしょう。後悔はしないはず。
■クレ556
前述しましたが、ネジがなめました。
全く動こうとしないネジですが、556を染み込ませて放置。そしてたたく。これでいけました。
ちなみに一本のネジ外すのに二時間くらいかかりました。最悪でした。
556より強力なラスペネという商品がありますが、持っていなかったので用意しておこうと思いました。556…可もなく不可もなくといった感じですが、今回は役に立ちました。
どのご家庭にも一本はあるでしょう。息子の自転車がキーキー鳴った時にも使えました。
■ネジザウルス
最強のネジ外し!こいつがあれば外せないネジはない。
と思って買いましたが結局あまり意味がなかったようです。性能は素晴らしいと思いますが、いかんせん場所が悪かったです。それから、バイスタイプを購入すべきでした。
ただ、こいつがあるとないでは安心感が違います。
ひとつあると思い切って作業出来ると思います。
■カッター
こちらも前述しましたが、グリップを外すのに使いました。グリップを再利用するのであれば不要かな。グリップ、外すのも付けるのも結構大変です。グリップ交換についてはこちらで詳細をご覧ください。
ハンドルの穴あけ加工は不要です
それではいよいよハンドル交換に入っていくのですが、ちょっと待って。はじめに言っておかなければならないことがあったんだった。
よくインターネットでハンドル交換について調べると、汎用品のハンドルには穴あけ加工が必要!と書かれていることがありますね。穴あけ加工…?自分で出来るか?と心配になることありますよね。
でも安心してください。現行SRでは穴あけ加工は必要ありません。
これだけは先に言っておかないとね。僕みたいに穴あけ用にドリルピットやポンチを無駄に買ってしまう前に…。
というわけで、現行SRにおいてはハンドルへの穴あけ加工は必要ありません。キャブ車とかは分かりませんがとにかく現行SRでは、穴は必要ないんです。スイッチボックスの中に突起とかなかったよ。もし穴あけ加工が不安でハンドル交換をためらっているという方がいましたら、ご安心ください。
ハンドル交換手順
さぁ、それではハンドル交換に入っていきましょう。
まず初めにハンドルを取り外します。
その為に、ハンドルについているものは全て取り払ってしまいましょう。
これが取り外す前のコクピットです。
まずは両側のミラーを外します。
右側はスイッチボックスとアクセルにブレーキのやつ。
右側のグリップはアクセルとスイッチボックスと一体化しているのでグリップを交換しないならそのままで大丈夫です。
そして左側はグリップ、スイッチボックス、デコンプとクラッチ。
どんどん外していきましょう。
全部外し終わったら、ハンドルを車体から取り外します。
ハンドルポストのカバーを-ドライバーなどで取り外したら、六角レンチでボルトを緩めて外しましょう。
これでハンドルが取り外せました。
ハンドルを取り外すことが出来たら、今度は新しいハンドルを取り付けていきます。
外したアイテムを全部取り付ければ完成です。
組み立てていくのはすんなりいくかと思います。
ネジの付け間違いなどがないように気を付けてくださいね。
最後にグリップを新しいものに交換して、終了です。
ハンドルやミラーの角度などの調整は各々満足いくまでやってください。
気を付ける点
気を付けなければならない点ですが、アクセル・クラッチワイヤーがきちんと機能していることを良く確認してください。
ハンドルを交換することによって微妙にケーブルの長さが足りなくなってしまう、ということもあります。僕の場合、ハンドルを最大まで右に切るとアクセルが戻りづらいという現象が発生してしまいました。
よく観察してみるとアクセルワイヤーとクラッチワイヤーがの位置関係によってアクセルが戻りづらくなることがあることが分かったので、ワイヤーを結束バンドで固定して、アクセルワイヤーがきちっと機能する位置にくるようにセッティングして直しました。
ここら辺は臨機応変に対応する必要がありますね。
ハリケーンのハンドルなどは車種の適合表があるのでそちらを参考に、ケーブル交換が必要なのかどうかをよく確認してからハンドルを決めましょう。
それからもう一つ気を付ける点です。
僕は、先ほどからネジがなめたと言っておりますがこのなめたネジ、クラッチ側のスイッチボックスのネジでした。
そして、どうしようもなくなってしまったのでネジを外さないでスイッチボックスを引き抜きました。そのままハンドルに通せばいいやと思ったんです。でも、外すことはできたけど通すことはできませんでした。
どうやらハンドルの径とスイッチボックスの径はスイッチボックスの径の方が小さいみたいですね。
なのでちゃんと開けないとスイッチボックスを取り付けることが出来ません。まあ、ネジがなめなきゃ問題ないんですけどね。
あのネジだけはマジで許さん。絶対おかしいし。だってあのネジだけ長さちがったもの。なんかおかしい。
ハンドル交換 ビフォー・アフター
はい、それではハンドル交換を終えたSRの様子です。
ビフォー
アフター
なんか、いい写真なかったけどかなりかっこよくなった気がしています。
僕はセットバッグホルダーを取り付けていたので純正よりハンドルが高い位置にありました。そのお陰で非常に乗りやすいポジションだったんだけど、このスーパーローバーは結構低いです。
とりあえず慣れるまでは体がきついんだけど仕方がないですね。
運転している姿はかっこよくなりました。
なので良かった。
最近のコメント