SRのシートバッグ選び
収納のなさには定評のあるSR。SRってほんと、荷物を収納するところが全然ないんですよね。
荷物を持ち運ぶには必然的にリュックを背負うか、バッグを取り付けるか。このどちらかになると思います。
で、僕はリュックを背負ってのバイクってあんまり好きじゃない。なんか肩がすごい凝るんですよね。なのでSRにはサイドバッグを取り付けています。
このサイドバッグはデグナーのもので、作りもしっかりとしているしかなり良さそうな革を使っています。結構気に入っています。でも一つ問題があるんです。それは容量が少ないってこと。
どのくらいの容量かというと、近場ツーリングなら全然余裕だけど一泊となると厳しい。って感じかな。着替えとかタオルなんかのかさばる荷物を入れようとすると全然入りません。
そもそも一泊のツーリングって行くことはほとんどないんだけど、温泉に入りたいな~とかちょっとしたラーツー行くか~!って時には荷物があんまり積めないので困ってしまうこともありました。
そこでシートバッグ。シートバッグがあれば積載量を大きく増やすことが出来まる!そう思いたってからというもの、シートバッグ選びの日々が始まったわけです。バイク乗りならいつかはやってくる宿命。それがシートバッグ選び。
ラフアンドロード HBシートバッグ
色んなバッグがあるけど、僕が選んだのがこちら。
■ラフアンドロード(ROUGH&ROAD)
HBシートバッグ コットンカーキ
■サイズ:W40XD20XH18(cm)※小さい方
■容量:12リットル
ラフアンドロードというブランドのシートバッグです。
このバッグを選んだ一番の理由は、SRに似合う!これに尽きますね。
色んなシートバッグがあるけど、どれもこれも決定的にダサい!あ、つい本音が…。いやいや仕方ない。こればっかりは。ほんとダサいのばっか。というかバイク用品全般的にダサい!ってそれを言い始めるとアレなんで、ちょっと割愛しますがとにかくシートバッグもダサめのアイテムが多いです。
そんな中、こちらのラフアンドロード HBシートバッグは頑張ってる!ほかのバッグとは一線を画すデザイン。ロールバッグというスタイルは旅感を倍増させます。
そしてカラーはブラックとコットンカーキ。僕はコットンカーキをチョイス。後悔はしていない。
実はこのバッグ、とある理由から知ることとなったのです。
その理由というのがこちら。
ツーリングマップル2020 関東甲信越版です。
この本の表紙でW800に積んでいるバッグこそ、そうです「ラフアンドロード HBシートバッグ」なのです。(ただしこちらは大きい方)
この写真を見て、お!なんだこのシートバッグ!!と思ったのが購入のきっかけだったんです。
それからAmazonで探して速攻で購入していました。
HBシートバッグの全体的な印象
このシートバッグ、結論から言うと「雰囲気最高バッグ」です。うん。まさにこの言い表し方が一番でしょう。
ほんとかっこいいバッグですよ。SRの雰囲気にピッタリだと思うな。SS系のバイクにはちょっと似合わないと思うけど、SRみたいなクラシックなバイク、もしくはアメリカン等のバイクには良く似合うと思います。
素材としては、本体部分は帆布という固い布で作られています。そして内側は防水加工されているので、多少の雨なら荷物が濡れるということもなさそう。ただ、ロールバッグという特性から完全に防水ということもなさそうです。
そして、本体下部やベルト部分には合皮が使用されていて、見た目の高級感を演出しているようです。ただ、あくまで合皮なのでそれなりです。ここら辺のディティールがちょっと甘いですね。
また、ベルトの長さを調整することである程度の荷物量の増減に対応することが出来ます。これにより、アポなしで立ち寄った実家で野菜をもらった時なんかも袋一つ分くらいまでだったら持って帰れます。
ちなみにバイクへの取り付けには付属のゴムロープを使用します。ロープを適当な長さに調整して、荷掛けフックに取り付けるだけです。結構キツキツで固定されるので普通に走っている分には荷物が脱落する、ということもありません。
総じて良いバッグだと思います。僕は大変気に入っております。
HBシートバッグ ダメなところ
このシートバッグ、良いところだけではありません。機能的な面で言えばけっこう欠点もありました。
- 容量が少ない
- めっちゃ日焼けする
- なんかちゃっちい
- コスパ悪し
僕が感じた欠点は主にこの四つ。
■容量が少ない。
メーカー公表の容量は12リットルとなっています。これがどの程度の物量なのかはよく分かりませんが、このバッグに普通に詰めこめる物量というと、2リットルの水1本、クッカー類、着替えワンセット、折り畳みテーブル、位の物でしょう。
テントも寝袋も、というワケには行かなそうです。つまり、デイキャンプもしくは宿を取っての一泊ならいけるけどキャンプ場での一泊となるとちょっと厳しめ。という感じです。ただし、バッグの外にテントや寝袋を載せることが出来ればこの問題は解決できますね。おそらく僕がキャンプに行くなら、テントはバッグから出して積載するでしょう。
僕は実際のこのバッグでホテル泊の一泊ツーリングに行ってみましたが、着替えやその他こまごました荷物でバッグがパンパンになってしまったことを覚えています。
容量が気になる、という方はサイズ大を購入することをオススメします!
■めっちゃ日焼けする。
日焼けします。真夏に一日ツーリングしたらキレイに日焼けしました。そして濃いめの緑だったはずが茶色っぽい感じになりました。ロールバッグなのでロールして内側に入り込んでいる部分は濃い緑のままです。つまり色ムラがものすごい。
ただ、僕はこういうのってあんまり気にしないタイプなので実はこの点に関してはそれほど欠点とは思っていません。でも人によってはNGかもしれませんね。これは考えようなのですが、日焼けも経年変化と思えば愛着となるものです。僕はそう思いますけど、どうでしょうね。
それに、色落ちしたおかげでSRの茶色いシートにむしろ良く似合うようになったと思っています。なので結果オーライ!
■なんかちゃっちい。
これはねー、ちょっと微妙なポイントです。例えば使ってるファスナーがYKKじゃなかったり、本革じゃなくて合皮だったり、ベルトのバックルがしょぼかったり、という部分がありますね。
これは価格と品質のバランスからこうなってると思うんだけど、こういう見た目に全振りな道具ならば僕としてはもっと価格を上げてでもより良い素材を使用して欲しかったかな~と思いますね。特に合皮の部分がな~。僕、レザーが好きなんで。
でも頑張っていると思います!限られた制約の中でバランス取って作られているのでしょう。
■コスパ悪し。
これですね。決定的な点は。シートバッグの王「TANAX キャンピングシートバッグ2」と比較してみます。
キャンピングシートバッグ2の実売価格16,118円。
HBシートバッグの実売価格14,140円。
キャンピングシートバッグ2の容量59~75リットル。
HBシートバッグの容量12リットル。
価格差が約二千円。そして容量が約6倍。TANAXの名品キャンピングシートバッグ2のコスパが化け物だということを差し引いてもHBシートバッグのコスパが悪いことがお分かりいただけるかと思います。
先ほど、見た目に全振りと申し上げましたが、確かに突っ走ってます。他の製品と比較しないその価格設定にメーカーのやる気を感じますね。タイプが違うので競合しないということなのでしょうか?確かに僕がキャンピングシートバッグ2に目もくれずHBシートバッグを選択したように、一定の需要はあるのかもしれんな。
HBシートバッグ まとめ
とまぁ、こんな感じで欠点もあるんですがそれでも僕はこのバッグ気に入っています。
どんな欠点を差し引いてもSRに似合うかっこよさ。これだけで他のバッグがどんなに優れていても、やはりコイツを使ってしまうんですなぁ~。
という事で、SR乗りの皆様に大変オススメなシートバッグ、「ラフアンドロード HBシートバッグ」の紹介でした。
ちなみに、僕はサイズ大のほうはオススメしません。なぜならばベルトが三本あって微妙だからです。サイズ大でベルトが二本だったら大を買ってましたね。容量重視の方は、サイズ大も良いのではないでしょうか?
最後に、youtubeにアップしたレビュー動画と商品リンクを貼って記事を終わりにしようと思います。参考になりましたら、是非商品ページに飛んでチェックしてみてくださいね!
多分そのうちTANAXのバッグは買います。
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