バイクの防寒装備について

防寒装備紹介

このところ本当に寒くなってきましたね。冬本番である。 …バイクキツい。でも乗る。なぜならば会社に行かなければならないから…。

ということで今回はSRに乗るための防寒スタイルを紹介しよう。

まず、私の防寒装備は以下である。

  • KOMINE 電熱ベスト
  • RSタイチ e-HEAT 電熱グローブ
  • ユニクロ ヒートテック上下
  • ユニクロ ウルトラライトダウンベスト
  • ワークマン イージスのパンツ
  • 暖かめのダウンジャケット
  • メルカリで買ったネックウォーマー

その他靴下や帽子など細かいものもあるが、主な防寒装備は以上である。
あ、カイロも当然欠かせません。

こういった装備であるが、寒い。でもなんとか走ることが出来ています。特に効果が高いのはやはり電熱関係である。電熱なしでは冬のバイクは無理です。

ではそれぞれについて詳しめにレビューしていこう。

KOMINE 電熱ベスト

まずはこちらです。KOMINEの電熱ベスト。

この商品、昨年から使用していますが非常に高性能かつ安価ということでコスパに優れた商品であると言えます。

電源はUSBモバイルバッテリーから供給することが出来ます。使用持続時間はankerの10000㎃hのモバイルバッテリ-で最大出力にして使った場合おそらく四時間程度だと思います。僕は毎日の通勤は往復1時間くらいなので、週に二回くらいは充電が必要になりますね。

装着方法としては、ヒートテック、適当なシャツ、電熱ベスト、そしてユニクロのウルトラライトダウンベスト、そしてアウターという構成がベストです。

この電熱ベストの上にユニクロのベストを着ることで内ポケットにモバイルバッテリーを収納することが出来て丁度良いのです。

で、肝心な暖かさですがかなり暖かいです。真冬の極寒の中でも上半身はほとんど寒さを感じることがなくなると思います。さらに、ホッカイロと併用することでめちゃあったかくなります。

なので僕は、ツーリングの時など背中や腰にホッカイロを貼り、ちょっと寒くなってきたなって頃にこちらの電熱ベストの電源をオンにするような使い方をしています。

そうすることで使用時間に制限はあるものの、その制限を超えないように運用することが出来ています。そもそも真冬にそんなに何時間もツーリングはしないので今のところ持続時間はそれほど問題ではないと感じています。

ここまで故障もなく使用することが出来ており、KOMINEの製品開発力には脱帽するばかりです。やはり安心のKOMINE。KOMINEマンからの信頼の厚さにもうなずけます。

モバイルバッテリーはanker製品がオススメです。安心感があります。

RSタイチ e-HEAT電熱グローブ 

続いてこちら。RSタイチのe-HEAT電熱グローブ。
電熱グローブは必須装備でしょう。もはやこれなしでの冬のバイクは考えられません。使ってない人は一度ぜひ使ってみてください。指先がかじかみません。

ご存知の方も多いかと思いますが、こちらのe-HEATシリーズの電熱装備は電源供給方法が二通りあります。バイクのバッテリーから供給する方法と専用のモバイルバッテリーから供給する方法です。

私はモバイルバッテリーを選択しました。一番大きな理由はやはりケーブルでつながってしまうことによる取り回しの悪さですね。RSタイチの電熱ジャケットも併用していて、ケーブルの取り回しにも不安がないというのであればバイクからの給電でもよかったと思うのですが、あいにく私は上述したKOMINEのベストを愛用しており、今のところRSタイチのジャケットは購入する予定がありません。なので、ケーブルの取り回しが非常に面倒と思われました。

よって専用のモバイルバッテリーによる給電方式で運用していますが、これで良かったと思っています。煩わしいケーブルにつながれていては、ちょっとした乗り降りなどが億劫になってしまうと思うので。

しかしながらこちらの電熱グローブ、決して完璧な製品とは言えない部分もありますね。

まず欠点として一番大きいのはバッテリー容量ですね。最大出力で使用すると3~4時間程度で電池切れになってしまうのではないでしょうか?ベストはまだいいんですよ。カイロもあるし暖かいからさ。それに最強じゃなくても良いので。でもグローブはだめなんですわ。最大出力で使いたいんですわ。真冬の通勤では外に出ただけでめちゃ寒いので、グローブに手を入れた瞬間の「あ~、あったか。。。」が絶対必要なわけで、その為にはバイクに乗る5分ほど前からスイッチオンにする必要があるんです。そして、常に最強パワーで運用するのでベストに比べてバッテリーの消費も激しいんだと思います。そういうワケで、バッテリー容量がちょっと少ないよな~っていう印象は拭えません。というか、少ないんよ。専用バッテリーのくせに。これがもし一般的なモバイルバッテリー使用可、というのであれば別に問題ではなかったんだけどね。専用でしかもそこそこの値段がするバッテリーなだけにちょっと不満と言わざるを得ないですね~。

さらに、バッテリー関係でいうと充電のしずらさがハンパないです。スマホみたいにUSBケーブルを差し込むだけというのなら、まだ簡単で容量の少なさにも目をつぶれたと思うのですがこいつは違う。

まずグローブからバッテリーを取り出して、そしてバッテリーとグローブから出ているケーブルを外します。そして、充電器のケーブルをバッテリーにつないで初めて充電がされます。これを左右で二回。ダルイっす。しかも数日に一回。ツーリング行けば前日にやって帰って来てからまた充電、と。

この充電にかかる手間がね、ほんと面倒。特に僕みたいな面倒くさがりにはちょっとたまらんです。

どの電熱グローブも同じかもしんないけど、バッテリー運用にはこの辺の不自由さがありますね。

でも、最大の欠点はそんなとこじゃないんです。

最大の欠点は耐久力のなさです。実は昨年ワンシーズン使っている間に二回故障しています。

一度目の故障は購入からひと月が経ったある日、急に指先が暖まらなくなりました。メーカー曰くケーブルのギボシが抜けていたそうです。購入一カ月でこれです。でもこの時は初期不良的なあれか?それとも個体差かな~などと思っていました。


そしてそれから数カ月使用し、冬も終わりかけのころ。今度は親指が暖まらなくなりました。今回のい原因は断線だそうです。

ということで、ワンシーズンに二度も故障が発生してしまったという経緯があります。これは非常に残念ですね。僕の使い方が悪かったのかもしれませんが、結構高価なグローブなので使い方うんぬんはさておき故障は困ります。RSタイチさんには今後の製品開発、特に耐久性に関して期待したいですね。

ただ、このメーカー…アフターケアがとんでもなく良いです。
保証期間内だったことはもちろんそうなのですが、二度とも迅速かつ丁寧そして無料で修理してくださいました。

特に、一度目の故障の際には代替品を速攻で送ってくれました。しかも、私は朝一でメールで問い合わせたんですが、その直後営業開始と同時くらいの勢いで電話をくださいました。

それから代替え品の提案や今後の進め方について親切に教えてくださいました。この辺は、大阪のメーカーということもあり人情味があるんだな~と感心したことを覚えています。

二回目の時は、今年の秋口になりますが故障していたのは分かっていたので冬が来る前に修理しておこうと思って、こちらから一方的に着払いで発送しました。それでも快く対応してくださりましたね。

なので、故障はあったもののRSタイチに対する心象というのは全く持って悪い物ではありません。むしろ対応には好感が持てます。非常に対応の良いメーカーであると言えます。

このように、欠点もいくつかはあるんだけど、電熱グローブの暖かさを知ってしまったらきっともう電熱グローブなしでは冬のバイクに乗れないと思うな。欠点を補うだけの暖かさがあります。

そして、電熱グローブで迷われている方がもしいましたら、僕はRSタイチをオススメしたいです。きっと後悔はないはずです!

その他の冬装備

電熱関係以外にも冬のバイクを乗り切るためには装備を揃える必要はあるかと思います。

インナーからアウターまで、様々な防寒ウェアが各種発売されていますのでご自身の好みに合った商品を選択し、この冬を乗り切ってほしいです。

僕のおすすめはワークマンイージスのパンツです。
とにかく風が入ってこないので快適に過ごせると思います。電熱パンツと組み合わせたら鬼に金棒だと思うよ。

その他にはネックウォーマー。これがあるとないでは全然違うのでしまむらでいいから買って使ってください。

そんな感じで厳しい季節だけど乗り越えていきましょう!

冬である。