SR400 マフラー交換~GOODS テーパードコーンマフラー~

SR400 マフラー交換

SRってカスタムの幅が広いですよね。
純正のSRもかっこいいし、走りも十分楽しいマシンです。
でも、カスタムはその人だけのオリジナルなSRにすることが出来るから、愛着も湧くし何より楽しいよね。

そんなSRのカスタムの中でも王道と言えば、マフラー交換でしょう。
マフラーを交換することでSRの外見のイメージも変わるし、走りにも大きく影響します。

僕は二万キロほど純正マフラーでの走りを経験しました。よって、SRの純正マフラーの走りというものについては熟知しているつもりなんですね。

純正マフラーの特徴としては、やはりドコドコ感。
心地良い振動と音。パルス感。そうしたものこそがSRの魅力です。

で、この完成されたSRの感覚というものはやはり純正マフラーあってこそなんですね。

そんなSRですが、マフラーを変えることにしました。

大きな理由は見た目。そして音。
SRの純正マフラーの見た目。かっこいいよ。好きだよ。
でも、ちょっとでかいな。

音。ちょっと控えめ。なんならカブ。
もっと大きな音も出してみたくなることもあるだろうよ。

純正マフラーには純正マフラーの良さがあることはもちろん分かってる。
でも、変えたくなる時期が来ちゃったってことだね。

もうね、一度変えようっていう気になったらやはり変えるしかないんですよ。
だっておれ欲しい物は必ず手に入れるタイプだもの。

というわけで、今回マフラーを変えました。
結構悩んだけどGOODSのテーパードコーンマフラーにしたよ。いわゆる定番だね。
でもそれでいい。最高だから。音、形、価格。非の打ち所がないでしょうよ。

SRのマフラー色々出ているけど、GOODSのマフラーが一番良さそうと思ったんだよね。
交換してから既に結構走ってるけど、ぶっちゃけ最高にいい音だと思うよ。

マフラー。高価だしそれほど頻繁に変えることはないと思うから、よく選んでくださいね。
そしてGOODSのマフラーを選ぼうかな、と思ってる人の参考になれば幸いです。

なお、youtubeに今回の作業の様子と簡単なレビューをアップしていますので、興味のある方はご覧ください。

それから、過去に行ったカスタムについては以下リンクからご覧いただくことが可能です。
もし興味がありましたら、こちらもご覧ください。

SR400 マフラー交換 準備するもの

ではまず準備するものを紹介しましょう。

  • 社外マフラー
  • ソケットレンチ
  • 六角レンチ
  • クレCRC556
  • 液状ガスケット

準備するものはこんなものかな。
工具は自分の使いやすいものを使ってください。

なお、僕は現時点ではトルクレンチを持っていないのでトルク管理はテキトーですので、そこのとこは各々の判断にてあくまで参考としてください。

■社外マフラー
前述したとおり、僕はGOODSのテーパードコーンマフラーを選びました。
このマフラー現在2タイプあります。新旧でどこが違うかというと、マフラー本体の各部をどうやって留めてるか、っていう違いです。旧タイプはリペット留め、新タイプはボルト留めです。

ちなみに僕のは旧タイプです。理由は、新タイプは来年まで予約で埋まってるってことだったからです。そんなに待てないよ。だって今欲しいんだもんよ。それに、ボルト留めである必要性を僕は感じませんでした。ボルトを外して自分でウール交換するかって言ったら、絶対しない自信があるからね。それに、ボルトなだけにちょっとでっぱりがあってスタイリッシュさで劣ると思いました。

まぁ、ここに関しては好みの問題なのでご自身の気に入ったほうにすれば良いと思います。

どうでしょう。かっこいいよね。¥38,500です。高くね?

■ソケットレンチ
バイクのカスタムには何かと使うソケットレンチ。セットを一つ持っているととても便利です。
良いものを揃えようと思ったらキリがないと思うけど、僕程度であればAmazonのセットで十分です。実際、大体のことに使えて全くもって問題ありません。

このセットはマジでオススメ。ハードケースが重くて頑丈でいいんだ。
なんだか工具って見てるだけでワクワクするよね。

■六角レンチ
これも何かと使うので一つセットで持っていると便利。
今回は、ボルトを締める際に片手でコイツを持って固定し、もう片方の手でソケットレンチを持つ、という方法を採った場面がありました。やはり何かと便利。

■クレCRC556
今回は、純正マフラーのブラケットを外す時に使いました。マジで固すぎるブラケットのとこ。

それから、最高の固着はがしラスペネと言うものもあります。僕は使ったことないけど、おそらくそのうち使うことになるでしょう。

■液状ガスケット
サイレンサーとエキパイの接続部に塗りたくりました。
もしかしたらなくても良いかも。
一応、排気漏れはないっぽいから塗っておいて損はないと思います。

準備するものはこんなところでしょうか。あ、マフラーが傷つかないようにタオルなども必要になります。あとトルクレンチね。

マフラー交換手順

ボルトを外す

ではいよいよ作業に入っていきましょう。
まずは純正マフラーを固定しているボルトを外していきます。

純正マフラーを固定しているボルトは計3か所。
・車体下のところ
・タンデムステップのところ
・エキパイとサイレンサーのバンドのところ
この3か所です。
エキパイとの接続バンドのところは完全に外す必要はないです。

まず車体下のところ。

次にタンデムステップのところ。
ここは固いので注意してください。

そしてマフラーバンドのところ。
ここは完全には外さなくてもok。緩めておきましょう。

三つのボルトが外れたら、いよいよマフラーを外します。

マフラーを外す。

ボルトが外れたらマフラーを外します。純正のマフラーはかなり重いです。
外した際に重みで地面に落下させないよう、十分に気をつけてください。

外れましたね。マフラーに太陽の光が反射してとても美しいですね。秋、最高です。

ブラケットを外す。

純正マフラーで使用していたブラケットはGOODSのマフラーに移植して再利用します。
よって、純正マフラーから取り外す必要があります。

これです。これがまた、固いのなんの。半端な力ではビクともしません。

よって、ここはクレ556の出番です。

クレ556を吹きかけてしばらく放置しましょう。10分くらいでいいと思います。
ほんとスゴイです556。ネジが固着したらまずは556を吹きかけておくようにしようと思います。
現時点ではラスペネを使ったことがありませんが、556でも十分強力です。すごい。

で、しばらく放置しておけばなんとか外れるくらいにはなっていると思います。
後はがんばってボルトを回しましょう。

無事に外れたらパーツクリーナーでキレイにしてあげます。

センタースタンドストッパー取り付け

556が浸透するのを待つ間に、センタースタンドストッパーを取り付けることにしました。

この部品は、GOODSから発売されています。
今回、マフラーと一緒に注文しました。

純正マフラーを外してしまうと、センタースタンドを収納した際にフレームに当たってしまうようになります。そこで、このストッパーを取り付けることでフレームへ当たることなくスタンドを収納できるようになる。というものです。なくてもだいじょぶです。傷が入ってもよいなら。僕は買いました。

最初に取り外したボルトのナット部分を取り外します。
ココにつけるんですね。

うまく固定するためには、六角レンチを使って反対側から抑えつつ締めるような感じにすると良いと思います。

こんな感じに取りつけました。ちょっと画像では分かりにくいかもしれませんが、ストッパーのゴム部分にセンタースタンドが接触し、止まるようになります。ストッパーがないとフレームに干渉することが窺えます。

ブラケット移植

センタースタンドストッパーを付け終わる頃には、ブラケットの固着したボルトが外れる程度には556が浸透していることでしょう。

取り外したブラケットをGOODSのマフラーに移植します。

これ、新しいマフラー。かっこいいですね。王冠ロゴ。
僕のTYPE1はこの留め具がリペットです。TYPE2ではそれがボルトになっているようです。
どちらにするかは完全に好みですね。僕はリペットのが良いと思いました。うん。負け惜しみじゃないよ??心からそう思ってるからね?いや、納期来年て、3カ月以上先だったんだもの・・・。しゃーない。いやいやそもそもリペットのがスマートだし!ね?そう思うでしょ?うん、きっとそうに違いない。てかどっちでもいいわ!

GOODSのマフラーにはあらかじめブラケット取り付け部分がありますので、そちらにセットします。あくまで仮締めとして、本締めは車体に取り付けてから行います。

なお、この向きのままだと逆です。ブラケットを画像に対して反対向きで取り付けましょう。

ブラケットを取り付けたらいよいよマフラーを装着していきます。

液状ガスケット塗布

マフラーを取り付けるんだけど、その前に液状ガスケットを塗布します。
液状ガスケットを塗布することで、サイレンサーとエキパイの結合部からの排気漏れを防止する効果があるようです。

僕はプラスチックのヘラを使って塗ってみました。ただ、塗った量が適正かどうか分かりませんでした。多分ちょっと多すぎましたね。

液状ガスケットは乾くとゴムのようなものになる特徴があるようです。もしかしたら一般的な素材なのかもしれませんが、僕は初めて扱いました。世の中には色々なものがあるんですね。

液状ガスケットを塗布したら、今度こそマフラーを装着します。

マフラー装着

GOODSのマフラーは純正のマフラーに比べるとかなり軽いです。
この軽さの影響もあってか、取り付け後にはSRが速くなります。これはマジです。

新マフラーの先端をエキパイに挿入し、タンデムステップのところのボルトを締めます。この時、ブラケットの位置も調整していい感じのところでビシっと締めましょう。

それからマフラーバンドのとこのボルトも締めますが、液状ガスケットがはみ出してくるので拭き取りながら締めていきます。

全てのボルトを締め、マフラーが取り着いたら、パーツクリーナーで吹き上げます。
エンジンをかける前に吹き上げて脱脂したほうが良いと思います。ちなみに僕はこういうの磨くのが好きです。

ということで取り付け完了!!
無事、マフラー交換を行うことが出来ました。

マフラー交換 ビフォア&アフター

それでは取り付けたマフラーを見てみましょう。

まずはビフォア。

そしてアフター。

うん。かっこよくなってる。
マフラーが短くなり、よりスタイリッシュになった印象を受けます。野暮ったさも消えていますね。



GOODSのロゴがかっこよ、です。

紅葉、キレイだなぁ。

これはスマホで撮ったものなのでアレですが、こんな感じです。
詳しくはyoutubeを見て頂けるとイメージがつかみやすいかもしれません。

GOODS テーパードコーンマフラー レビュー/感想

では、最後に僕なりのレビューを行っていきたいと思います。

まず結論から言いますと、大変気に入っています。特にサウンドですね。
はじめてキックした時はあまりの違いにビビりました。音量的に。結構でかいです。そして重いです。

当初、(これは後日記事にする予定ですが)AISキャンセルプレートを装着しなかったのでアフターファイアがものすごくて、アクセルを戻す度にパァン!!パァン!!と大爆発しまくってました。それもあって音量がかなりでかく感じたんですね。

ただ、AISキャンセルプレートを装着することでアフターファイアはほとんどなくなりそれに伴って若干マイルドな音質になりました。

また、1000キロほど走ってみましたが交換当初に比べると音質が変わってきたように感じます。
初めは結構こもってる印象があったんだけど、今はスッキリしてきました。今後も少しずつ変化していく可能性はありますね。

純正のマフラーでは速度が上がっていくとマフラーから出る音はどんどん聞こえなくなっていきますが、このマフラーでは音が聞こえなくなるということはありません。むしろ速度が上がると音量も大きくなってきます。

音質的な部分では好みもあるかと思いますが、非常に良い音だと言えるのではないでしょうか。特に、アイドリング時にちょっとだけアクセルを回した時の感覚が非常に良いです。

SRらしさという部分では、低速域の鼓動感というものがより際立っているかもしれません。気持ちいいです。

次に、走りの部分についてです。
走りに関しては間違いなく速くなっています。これは前述した通り、マフラーの重さがかなり軽くなったのでその影響もあるかもしれません。ただ、確実に速くなっていることは間違いありません。純正マフラーで二万キロ走った僕が言うのだから、信頼度は高いと思ってください。



初めて走った時に感じたことは、え⁉もう80キロ出てるじゃん!でした。
純正マフラーと同じ感覚でアクセルをひねると、80キロまで到達する時間が速いのです。気付いたらもう80キロなのです。

特に、4速の伸びが良いのではと思います。全体的にパワーが上がっている感覚もあります。

純正マフラーでは、発進してすぐに2速に入れていました。これがGOODSのマフラーでは1速でより長く走れるようになりました。そして2速、3速でも引っ張れるようになったように感じます。

その結果、4速での速度域が後ろの方になったのでしょう。ともかく全体的にパワーが上がって、同じアクセル量の時により速い速度になっているような印象です。

マフラーによってこんなにパワーが変わるんだな、と思いました。しかしながら、その結果失われたものもあります。

それが純正マフラーでの5速50~60キロの時のあの感覚です。
僕は、SRの一番気持ちいいところが5速50~60キロだと思っています。

アクセルを緩めて速度が落ちてきて、50キロくらいまで来た時に再度アクセルをひねる。そうするとエンジンが頑張って頑張って、車体を揺らしながらいい音出して連れてってくれるあの感覚。

これこそがSRの醍醐味。一番いい感じの時。その部分がちょっと薄れてしまいました。
これは、マフラーを変えてパワーが上がったことによる影響だと思います。

もちろん、似た感覚はあるのです。ただ、あのエンジンの頑張り感のようなものが失われてしまったなぁ、と僕は感じました。でも、これはもうちょっと研究していこうと思ってます。

このマフラーにはこのマフラーであの感じの速度域があると思うので。

SRのドコドコ感。決して速くないバイクなんだけど、それでもいいと思えるのはあの感じがあるからでしょう。一番楽しい部分だと思うんだよね。そこを探していきたいと思います。

では最後に外観についてです。
これは好みの問題ですが、僕は気に入っています。ちょっと短くて小さいんだけど、純正マフラーに比べてスタイリッシュ。スマートな印象を受けます。てかかっこいいよね。

それに、俺だけのSR感、というものが倍増しました。SRがより好きになりました。

ということで、GOODSのマフラー気に入ってます。
何より走っていて楽しい。楽しさが増した。そう思います。

SRに乗ってどこまでも行きたくなる。そんなマフラーでした。

これは大笹牧場。ツーリングがさらに楽しくなりました。

では、ご覧いただきどうもありがとうございました。よかったらyoutubeのチャンネル登録もお願いします!

追記~2021.12.26~

マフラーを交換してからひと月半ほど経ちました。

ちょっと印象が変わったところもありますので、改めてレビューしたいと思います。

■このひと月半で音がさらに良くなったような気がします。
具体的には、音が少し渇いた音になりました。歯切れがよくなり、以前より心地よくなっています。

これはマフラー内のウールが熱によってちょっと変化したのかもしれませんね。

装着したばかりのころは割と重低音が強く、少しこもり気味だった音が少し渇いた感じになってめっちゃいい感じになったと思います。

■エキパイとの接続部分が変色してきました。
これは、装着してすぐ起こった変化ですが、エキパイとの接続部分が焼けて茶色っぽくなってきました。ステンレスなので仕方がないようです。

goodsのHPによると、よく洗うと落ちるようですがちょっと寒いのでやってません。ただ、僕としては茶色になっていくのはアリですね。経年変化っぽくていいかなと思っています。

そのうち洗車した時にこすってみようとは思っていますが、どう変化するのか楽しみです。

goodsマフラー。正直なところめちゃ気に入ってます。

やはり音。そして外観。全く不満のないマフラーです。

ちなみに友人タケも「いい音じゃん!」と言ってくれたのでいい音なのでしょう。

良かった良かった。